妊娠期
つわりがつらい時期、食べやすいものは?
「あんなに好きだった匂いが、今は近づくだけでつらい」。そんな急な変化に戸惑う方は少なくありません。つわりは妊娠期の中でもとりわけ心と体にこたえる時期。まずは3食きちんと食べることより、今の自分を責めないことを大切にしてください。
好きだったコーヒーの香りが受け付けなくなったり、炊きたてのご飯の湯気だけで気持ち悪くなったり——つわりの現れ方は人それぞれで、「昨日は食べられたのに今日はだめ」ということも珍しくありません。食べてもすぐ戻してしまう日、水以外ほとんど口にできない日があっても、それはあなたのせいではありません。
それでも「栄養を摂らなきゃ」「心配をかけたくない」と、自分を追い詰めてしまう方は少なくありません。周りに「気合が足りない」なんて言われる筋合いはどこにもないのに、理解されにくいつらさを一人で抱え込んでしまうことも。食べられないことに、罪悪感を持たなくていいということを、どうか覚えておいてください。
実際によく聞かれるのは、「冷たいもの」「匂いの少ないもの」「酸味のあるもの」なら口に運びやすいという声です。冷やしたフルーツやシャーベット、ゼリー状の食品、梅干しなど酸味のあるものは、火を使わずすぐ食べられる分、負担も少なく済みます。食べられるものを、食べられるときに、少しだけ。それで十分です。
どうしても食欲がわかない日は、無理に固形物を口にせず、水分だけ摂れれば上出来だと考えてみてください。外出先で匂いがつらいときは、冷たい飲み物を選んだり、少し息抜きできる場所に移動したりと、自分が楽になる工夫を優先していいのです。
つわりが落ち着く時期には個人差があり、「まだ終わらない」と感じる時間はとても長く感じられるものです。それでも、今日この瞬間をやり過ごしているあなたは、もう十分頑張っています。しんどいときほど、周りに頼れることは頼りながら、ご自分の心と体を最優先にしてくださいね。
※体調・症状に関するご相談にはお答えできません。気になる症状がある場合は、かかりつけの医療機関や自治体の窓口へご相談ください。